Potential
技術のポテンシャル
Application
活用可能な「事業領域」
産業の大元の素材の性能を飛躍的に
向上できる「SeRM」、
だからこそ様々な産業や様々な用途における
変革を引き起こすポテンシャルがあります。
Automobile自動車
自動車 × ウレタンフォーム
「SeRM」を自動車シート素材の「ウレタンフォーム」に適用することによって、身体への負担軽減（体圧分散性の改善やカーブの追従性の向上）や耐久性（繰り返し圧縮歪み）の向上を実現します。
自動車 × 熱可塑性樹脂
「SeRM」によって、PMMAやPAなどの熱可塑性樹脂の耐衝撃性や耐傷性などを向上させ、プラスチックによる金属代替の加速や、部品の薄肉化による環境性能の向上、傷付き耐性の向上などを実現します。
Electronicsエレクトロニクス
［応用事例］ エラストマー
「SeRM」によって、エラストマーの「ヒステリシスロス」の低下や、「疲労強度」の向上が可能です。それにより、伸び縮みを繰り返す用途での耐久性や、その伸び縮みのエネルギー消費量の軽減などの効果が期待できます。
［応用事例］ 接着剤
「SeRM」によって、接着剤の「復元力」や「応力への追従性：を向上させることが可能です。それにより、貼り合わせ材料の膨張係数の違いによる応力などにも追従し、接着剤のクラックや剥離を防ぐ効果が期待できます。
Architecture &
Household Goods建築・生活雑貨
Household Goods建築・生活雑貨
［応用事例］ 熱硬化性樹脂（人造大理石）
「SeRM」を人造大理石などの熱硬化性樹脂に添加することで、硬さを維持した状態で、耐衝撃性の向上のポテンシャルがあります。そのことにより、建築物や生活用品などの丈夫さの向上、もしくは部品の薄肉化による意匠性の向上を期待できます。
［応用事例］ 塗料
「SeRM」をインクやコーティング剤に添加することで、柔軟性と復元力、そして耐傷性の向上が期待できます。それにより良好な外観の維持や、持った際の手への馴染み、衝撃への耐性などを製品に対して付与します。
Sporting Goodsスポーツ用品
コーティング剤
「SeRM」をコーティング剤に応用することによって、柔軟性や復元力、耐傷付き性の向上が期待できます。スポーツ用品の傷付き防止や、柔軟性や粘性を付与することによる摩擦係数の上昇など、目的に沿った機能を付与します。
CFRP
「SeRM」をCFRPに添加することによって、耐衝撃性や折り曲げ強度の向上などの効果が確認されています。これにより、強度を維持したまま、しなりや丈夫さを向上させることが期待できます。
効果を期待できる「素材」
「SeRM」は、素材そのものの物性を
大きく向上する効果を持つことから、
その素材を応用した様々なアプリケーション
に対して、効果を発揮することが可能です。
熱硬化・熱可塑性プラスチック
熱硬化・熱可塑性プラスチックに「SeRM」を添加することによって、素材本来の強度を損なうことなく、「耐衝撃性」や「折り曲げ強度」、「耐傷性」などの向上が期待できます。
発泡（フォーム）材
発泡（フォーム）材に「SeRM」を添加することによって、発泡材の強度を向上することが可能です。それにより、発泡材の「体圧分散性」や「繰り返し圧縮強度」、もしくは「通気性」などの機能性の向上が期待できます。
ゴム・エラストマー
ゴム・エラストマーに「SeRM」を添加することによって、ヒステリシスロスの低下や疲労耐性・復元性の向上などの効果が期待できます。
CFRP・CFRTP
CFRP・CFRTPに「SeRM」を添加することによって、素材本来の強度を損なうことなく、「耐衝撃性」や「折り曲げ強度」、「耐傷性」などの向上が期待できます。
塗料・コーティング剤・粘着材
塗料・コーティング剤に添加することで、「耐衝撃性」や「耐傷性」の向上が期待できます。粘着材に添加した際には、「復元性」や「応力への追従性」を向上します。
フィルム
フィルムに「SeRM」を添加することで、「耐傷性」や「耐衝撃性」、「繰り返し折り曲げ強度」などの機能性の向上が期待できます。
Process
新たな構造を持つ
「SeRM」の開発による、
展開市場の拡大
既存の「SeRM」の応用範囲の拡大と、
新規構造体の「SeRM」開発による
応用可能な素材の拡大、
応用技術の深堀と適用素材の拡大に
より、素材にイノベーションを
もたらす企業に。
新規構造体の「SeRM」開発による
応用可能な素材の拡大、
応用技術の深堀と適用素材の拡大に
より、素材にイノベーションを
もたらす企業に。
「SeRM」は、すべての素材に対してイノベーションを実現できる可能性を持っています。但し、現在の「SeRM」のラインナップでは、相溶性と反応性の観点からウレタンやアクリル系での効果が確認しやすい一方、シリコーンやフッ素などの素材では十分な効果がまだ発揮できておりません。そこで、ASMは、既存の「SeRM」と相性が良い素材での応用技術開発と並行して、新たな構造を持つ「SeRM」を開発に力を入れています。シクロデキストリンの化学修飾の変更によって、「SeRM」の物性に大きな変化をもたらせる事が確認できており、新規構造体の上梓の早期実現を目指します。
